それは始まりであり帰ってくる場所である。
そういう格言があったりなかったりとまで言われるフレーバー、アルファーヘルのダブルアップル。
この記事ではそんなAF Two Applesの紹介とレビューをしていきます。
AF Two Applesについて
もうよくわかってる人は飛ばして大丈夫です。
AF Two Applesはアルファーヘルが製造しているダブルアップルのフレーバー。
アニスとリコリスの味です(正確に言えばミックスになるのか?)。
この業界でも「シーシャといえばダブルアップル」「ダブルアップルといえばアルファーヘル」みたいな感じで、代表的なフレーバーの一つですね。
シーシャ屋に行くときは「ダブルアップル単品」を頼むと玄人感が出るともっぱらの噂。
AF Two Applesの味わい
まず特徴的なのは独特の甘み。
そして薬っぽいような、若干癖のある味があります。
こちらはリコリスの味わい。若干の苦みと癖もこのリコリスからくるものです。
そしてベースにほんのりある別の甘み、こちらはアニスの味わいでしょう。
若干の粒間というか、スパイス感もアニスからきてるかな…?
この二つがほどよい酸味でまとめられています。
酸味は中東系フレーバーでは共通で出やすい味のため、糖蜜やベースシロップによるものでしょう。若干アニスからも出てるかも。
しかし吸ったことある人なら「ダブルアップルの味」といえば伝わると思うんですが、そうでない人にわかってもらおうとするのはなかなか難しいですね…僕自身シーシャのダブルアップルでしかこの味を体験したことがありません。
この他の食べ物にはなかなか無い味わいが、ダブルアップルをシーシャになくてはならないフレーバーにしている要因なのかもしれません。うまい。
AF Two Applesを作るときのコツ
もちろん店・人によって方法論に違いはありますが…
個人的にはやや高めの温度で作る方がダブルアップルの美味しさを味わえる気がします。
これはダブルアップルに限らずアルファーヘル、中東系フレーバーに共通するポイントかもしれません。
うちの店で作る際はボウルにふんわり目で盛った後、表面をやや固めに均しています。
熱源(当店の場合はヒートマネジメント)から遠すぎず、しかし温度が伝わりすぎないように…という距離になるようフレーバーの位置を調整するイメージ。
温度帯が低めだとやさしい甘み+薬っぽい味わい。
温度帯が高めだと強めの甘み+酸味が出るように思います。
その中間だと苦みっぽい味わいが出るかな…?
※このへんはだいぶテキトーな感じがあるのでお近くのシーシャ屋で働いている”識者”の意見聞いてください
AF Two Applesにおすすめのミックス
AF Mint
これは定番でしょう。
というかアルファーヘルのフレーバーなら同メーカーのミントと合わせておけば大体うまくいきます(言い過ぎ?)。
AF Mintの持つ清涼感と酸味、そしてミントの香りがダブルアップルにピッタリ。
半分ずつ、あるいはややダブルアップルの方が多いくらいのミックスにするといい感じです。
ミントは下に敷いてもいいんですが、個人的にはセパレート(横に並べて盛るやつ)が好きですね。
アルファーヘルのミントは清涼感あるものの、トライエフェクタのTwice The Ice Xやタンジアーズのケインミントほど刺激が強くないのでセパレートでも問題ありません。
ES Chilled Wine
エターナルスモークのチルドワインと合わせるのもおすすめ。
ダブルアップルがどちらかといえば濃厚系(スッキリって感じじゃないですよね)なので、同じく味わいの濃いチルドワインとよく合います。
このフレーバーもAF Mintと同じく酸味と清涼感があり、また甘口系ワインのような甘さがあるのでとてもわかりやすく美味しいミックスができます。
当店ではこのミックスに「CHILL BEAR」と名付けるか迷ってます。代表フレーバーミックス的な
AF Two Applesの味持ち
主観ですが、15g前後盛って常にしっかりめの煙を出すセッティングでいくと、強めの味わいはだいだい2時間ほどかな~~という感じ。
それ以降も味は出ますが、やはりちょい弱まりますね。ここはシーシャの宿命というべきか。
吸い始め1時間後くらいで甘み・酸味・独特の癖がマックスに到達する感じでしょうか。
そこまではやや苦みを含んだ味わいになるかも。
そして2時間を超えると甘みと酸味にちょっと薬っぽい味わいが残ってるイメージですね。
AF Two Applesのデメリット
デメリットといえばいいのか、はたまたダブルアップルではなくアルファーヘルだからなのか、というところですがロット差や気温など外的要因の影響を受けやすい気がします。
シンプルに言えば味がブレやすいというか…全く同じセッティングでも「今日のはヤケに甘いな?」みたいなことがちょいちょいあります。
吸っているうちに安定はしてくるんですが。
しかしまあこのあたりは多分メリットでもあって、職人肌なシーシャプレイヤーは同じAFのダブルアップルで多彩な味を引き出すことができるようです。
つまりブレというのは引き出しの多さ、みたいな感じで。
Twitterにはそんな職人が何人もいますね…
おまけ:シリコンより陶器のボウルが良いのか
これについては好みというか、やることわかってればどちらでも味出せるよねという感じがあります。
端的に言えばシリコンより陶器の方がボウルの温度上がりやすいので、AFのダブルアップルに適した温度帯になりやすい気がします。
ですがそれがわかっていれば、シリコンでも温度帯を高めに保つように気を付けることでしっかりダブルアップルの味出せるよね、みたいな。
まとめ:AF Two Applesは代表的なシーシャフレーバーで甘みと酸味と癖のある味わいが楽しめる
この記事ではシーシャ界を代表するフレーバー、AF Two Applesの紹介・レビューをしました。
まあ独特でうまい、シーシャの他には代わりになる味がなかなかない。
そんな感じのフレーバーです。
もう吸ったことある人は今後とも末永く。
まだ吸ったこと無い人はお近くのシーシャ屋や家シーシャで試してみてください。
なんだかんだでシーシャと言えばこれだな~~というフレーバーなので。
なおこのレビューは主観が10割です
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